男性の育児休業の事例紹介
男性の育児休業の事例紹介

男性の育児休業取得は
「働きやすさ」に密接に関係し、
職員の「採用と定着」に効果があります。

みつわ保育園では、男性副主任が1か月間の育児休業を取得しました。
なぜ育児休業を取得しようと思ったのか、また取得してみてどうだったのかをお聞きしました。

みつわ保育園南風原町喜屋武にある、みつわ保育園。
沖縄県ワークライフバランス認証企業 第30号も取得しています。

――なぜ取得しようと思ったのですか

最初は育児休業を取得するつもりも、そんな発想もありませんでしたが、園長や主任から勧められ、取得してみようと思いました。

ちょうど夫婦同じ職場という事もあり、妻は3月に職場復帰、その入れ違いという形で私が育児休業に入りました。

――職場や周りの反応はどうでしたか

最初は男性という事もあり、「大丈夫か」という声もありました。でも、それと同時に「保育士」という職業のため、子どもをみるのは慣れているだろう、それなら休んでもいいのでは、という反応でした。

――代替要員の確保はどうでしたか

女性の多い職場で、産休・育休に入る職員も多く、そのため多めに職員を採用しているのでスムーズに確保できました。

――休業中はどのようなことをしていましたか

1歳手前の子で離乳食の時期ということもあり、食事の準備が大変でした。1対1で家の中にずっといるとストレスが溜まることもあったので、職場へ連れて行って子どもを遊ばせたり、他の職員へ子育ての悩みを相談したりしていました。そのときに、園が現在どのような様子なのか他の職員と確認できたのはとても助かりました。
休業期間中でも会議録として毎月情報をもらっていますが、やはり実際に見るのとは異なる部分もあり、またちょうど園自体も変革の時期でしたので、各職員との連携状況など確認できてとてもよかったです。

――復帰後、どのように意識が変わりましたか

保護者への対応に深みが増した気がします。これまではもちろん、子育ての大変さはわかっているつもりでしたが、実際に経験することで一段と深く理解でき、保護者の目線で心のケアもできるように心がけています。

これまでは自分の時間だけだったので、残業もできましたが、今では迎えの時間もあります。時間の配分にはシビアになりましたし、段取りや優先順位をしっかりつけられるようになりました。また、子どもが熱を出したときなど、自分が休んで仕事をお願いするのは罪悪感がありましたが、今では職員間で「助け合う」(お互い様)の意識も芽生えてきて、職場を任せる安心感も出てきました。

休みが取れるように園の体制も変わってきたので、今後は休んだ分しっかりと恩返しをしていきたいと思います。

みつわ保育園 八幡様

次は自分たちがサポートへ回れるように、園に恩返しをしていきたいと思います。
(みつわ保育園 八幡様)

お答えいただいたお客様:社会福祉法人 みつわ福祉会 みつわ保育園 様
担当:八幡様
住所:沖縄県島尻郡南風原町字喜屋武416-2
電話番号:098-889-0767
Web:http://mitsuwa.rdy.jp/

男性の育児休業についてはこちらから ›

貴社にフィットした就業規則で会社を守ります。100年続く組織づくりをお手伝いします。社会保険労務士 江尻事務所江尻事務所がなぜ福祉に力を入れているのか社会福祉法人の賃金設計コンサルティング
メールでのお問い合わせ

社会保険労務士江尻事務所
〒901-2424
沖縄県中頭郡中城村南上原
1020番地2
メールアドレス社会保険労務士個人情報保護事務所 SRP2

著書

医学通信社 職場の難問Q&A■職場の難問Q&A 労働条件・人事・給与 メンタルヘルス・職場の活力 全100Q&A
出版:医学通信社 全国書店にて発売中
施設長の思いを120%伝えられる人事制度の作り方(共著)■施設長の思いを120%伝えられる人事制度の作り方(共著)
発行:自費出版

著書一覧を見る ›

社会保険労務士(社労士)について

社会保険労務士(社労士)は主に労働基準法などの労働法をもとに労働環境の整備や労務トラブルの問題解決を行なっています。その他、入職・退職の際に発生する雇用保険・社会保険の手続き、出産育児一時金や出産手当金、助成金の取得などを行なう人事労務管理のエキスパートです。

労働問題などのトラブル対応だけでなく、業務改善・作業効率化にも強く、生産性の向上などにも力を入れて適切な指導とアドバイスを行い、サポートします。

詳しく読む ›