セミナー・研修を終えて
セミナー・研修を終えて
作成日:2018/12/05
承認力向上研修を終えて



上江田晋作

先日、保育園の副主任補佐以上を対象に承認力向上研修を行いました。普段は各クラスに分かれて忙しく勤務しているので、朝顔を合わせたあとは顔を見る機会がないなど、コミュニケーションが不足している状況もあるようです。

組織を活性化させるには「関係の質」を向上させることから始めるのが重要です。そして、その「関係の質」を向上させるには、「承認」が効果的です。ほめられると悪い気はしませんが、それが本物の自信になるとは限りません。「ほめる」「感謝する」は「承認」の一部で、そのほめられる範囲やタイミングも限られています。また、人によっては「ほめる」べき行動とほめるほどでもない行動とポイントも変わってきます。しかし、「承認」は相手の「存在」や「行動」、「結果」の事実に着目してを認めるので、いろいろな場面で行えます。また、事実について相手に伝えるので、相手自身が知らなかった面も気づかせることができ、それが自信にも繋がります。

承認力向上研修の様子

『会社のトップや管理職は、いつも自分の部署のスタッフに関心を持ち、その動きを見ていることだ。しっかりと見ていなければ小さな”いいこと”は見つけられない。』と柴田秋雄氏(元ホテルアソシア名古屋ターミナルホテル(JR東海子会社)の代表取締役専務総支配人。ホテルの赤字からの脱却や再生は著書やドキュメンタリー映画にもなっている)が述べているように、「承認」をきちんと行なっていくためには、まずは相手に対する興味・関心を持ち、小さなことでも見逃さないようしっかりと見る必要があります。また、今回の研修でも各職員に選んでもらいましたが、自分の「承認のツボ」を共有し、理解しておくと今後関係性をうまく構築していくことの手助けにもなります。(特に部下がいる方は重要です。)

承認の一番の基礎は相手の存在を認めることです。あいさつや会話を交わし、相手の存在やありのままの事実を認め、こちらの気持ちを素直に伝えることから始めて、少しずつ相手の行動や結果に対して承認できるように心がけて習得していきましょう。

受講者の声

真・報連相セミナー 受講者の声■ 色々な「承認」の中で、心の中では思っていてもなかなか言葉にして相手に伝えることができていなかったなー、と改めて思いました。それを気づく良いきっかけになりました。簡単なものからでもいろんな承認を実行していきたいです。ありがとうございました!
真・報連相セミナー 受講者の声■ 承認ときいて、認めていくだけではなく、話を聞く、ほめるなど、色々な事に気づかされました。今後も職員に対して、もっと積極的に認めていきたいと思います。
真・報連相セミナー 受講者の声■ 今日はありがとうございました。普段あまり話せない職員と話ができたり、自分が何ができていないのか知ることができました。職場でも今日のできごとを意識してできるようにしていきたいと思いました。

受講者の声をもっと見る ›

承認は社員同士の関係の質を高め、組織を劇的に成長させる
貴社にフィットした就業規則で会社を守ります。100年続く組織づくりをお手伝いします。社会保険労務士 江尻事務所江尻事務所がなぜ福祉に力を入れているのか社会福祉法人の賃金設計コンサルティング
メールでのお問い合わせ

社会保険労務士江尻事務所
〒901-2424
沖縄県中頭郡中城村南上原
1020番地2
メールアドレス社会保険労務士個人情報保護事務所 SRP2

著書

医学通信社 職場の難問Q&A■職場の難問Q&A 労働条件・人事・給与 メンタルヘルス・職場の活力 全100Q&A
出版:医学通信社 全国書店にて発売中
施設長の思いを120%伝えられる人事制度の作り方(共著)■施設長の思いを120%伝えられる人事制度の作り方(共著)
発行:自費出版

著書一覧を見る ›

社会保険労務士(社労士)について

社会保険労務士(社労士)は主に労働基準法などの労働法をもとに労働環境の整備や労務トラブルの問題解決を行なっています。その他、入職・退職の際に発生する雇用保険・社会保険の手続き、出産育児一時金や出産手当金、助成金の取得などを行なう人事労務管理のエキスパートです。

労働問題などのトラブル対応だけでなく、業務改善・作業効率化にも強く、生産性の向上などにも力を入れて適切な指導とアドバイスを行い、サポートします。

詳しく読む ›